2011年07月22日
F1物語

1978年から1979年までシャドウチームによって使用された。
トニー・サウスゲイトがシャドウ在籍時に製作した最後のF1マシンで、第4戦アメリカ西グランプリから投入された。
エンジンはフォード・コスワース・DFVエンジンを搭載、グッドイヤータイヤを装着。
ドライバーはエンサインからクレイ・レガツォーニ、ブラバムからハンス=ヨアヒム・スタックを獲得したが、
後方集団に埋もれ、名手レガツォーニでさえ5回予選落ちを喫するが、それでもレガツォーニ、スタックのドライビングで5位3回入賞した。
1979年も引き続き使用し、ドライバーはレガツォーニ、スタックといったベテランから
ヤン・ラマース、エリオ・デ・アンジェリスとルーキー2人を起用したが、予選での後方位置は相変わらずで、
入賞はアンジェリスが最終戦で4位のみと低迷した。
DN9を製作したサウスゲイトはその後、アラン・リース、ジャッキー・オリバーと共にチームから離脱し、アロウズを設立。
サウスゲイトはDN9の図面をもとにしたマシン「FA1」を製作したが、マシンがあまりにもDN9と酷似していたことから、
チームはコピーではないかと裁判(いわゆる「コピーマシン問題」)となり、結果はシャドウ陣営が勝訴した。
一方敗訴となったアロウズはFA1の使用は禁止され、シーズン終盤に再設計した「A1」でデビューをせざるを得なくなった。
Posted by JUNパパ at 06:33│Comments(0)
│くるまのお話
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